40歳を過ぎると、これまで当たり前だと思っていた話し方や振る舞いが、思わぬところで人間関係のすれ違いにつながることがあります。
自分では悪気がなくても、何気ない言動がきっかけで、いつの間にか相手との距離ができてしまうこともあります。
大人になると、自分の言動について周囲から直接注意される機会が少なくなることもあります。
そのため、「最近なんとなく友人との距離を感じるけれど、理由が分からない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
人間関係を良くするために必要なのは、自分を責めることではなく、普段のコミュニケーションを少し振り返ってみることです。
今回は、大人の女性が気を付けたい3つの行動を取り上げながら、相手とのすれ違いを減らし、より良い関係を築くためのコツをお話しします。
他人の写真やLINEを勝手に見せる人は信用を失う
どれだけ仲のいい友達でも、他人から送られてきた写真やLINEのやり取りを第三者に見せるのは避けたい行動です。
- 「面白かったから」
- 「相談したかったから」
そんな理由だったとしても、本人の許可なく写真やLINEを第三者に見せることは、相手のプライバシーを軽く扱う行為です。
一度でもその場面を見た人は、「この人には大切な話はできない」「私とのLINEも誰かに見せられるかもしれない」と感じるでしょう。
ワタシが人間関係の相談に関わってきて感じるのは、こういう人は、その場で注意されたり喧嘩になったりするとは限らないことです。
表面上は今まで通り付き合っていても、個人的な相談をされなくなったり、大切なことを教えてもらえなくなったりします。
本人からすれば「最近、距離を置かれている気がする」と感じるだけで、その原因が以前に他人のLINEや写真を見せたことだったとは気付かないこともあります。
人間関係の怖いところは、信用を失った時に必ず理由を教えてもらえるわけではないことです。
また、二人きりの時に「ここだけの話だからね」と打ち明けられた内容を、本人に断りなく他人へ話すことも同じです。
年収や学歴・職歴、家族のことや恋愛事情、受け取った名刺を他人に見せるなど、信頼して教えてくれた個人情報を軽い気持ちで扱ってはいけません。
もし後から本人の耳に入れば、「信じて話したのに裏切られた」と感じ、その関係は一気に壊れてしまうこともあります。
職場や取引先での親しすぎる呼び方に注意する

もちろん、相手との関係性によっては問題ない場合もあります。
職場や取引先、知り合って間もない男性に対して「○○君」や「お兄ちゃん」と呼ぶ女性を見ると、周囲は違和感を覚えることがあります。
本人は親しみを込めているつもりでも、「○○君」と呼べば「相手を軽く見ているのでは」「男性を下に見ているのかな」と受け取られることがあります。
また、「お兄ちゃん」という呼び方も、場面によっては「公私の区別ができない人」「節度や常識に欠ける人」という印象を与えてしまうことがあります。
こうした呼び方で気を付けたいのは、呼ばれている男性本人がどう感じるかだけではありません。
本人は気にしていなくても、職場や取引先には二人の関係を知らない人もいます。
特定の男性だけを「○○君」と呼んでいれば、「この二人は特別な関係なのかな」と思われたり、周囲との距離感に差をつけているように見えたりすることもあります。
仕事では、自分たち二人が良ければそれでいいとは限りません。
その場にいる人がどう受け取るかまで考えて呼び方を変えられることも、大人の女性に必要な気配りだとワタシは思います。
取引先の年上男性を「○○君」と呼んでいた女性
ワタシの身近にも、取引先の年上男性を「○○君」と呼ぶ女性がいました。
職場の誰もが「○○さん」と呼んでいる相手に、その女性だけが「○○君」と呼び掛ける姿を見て、違和感を覚えました。
本人にどんな意図があったのかは分かりませんが、仕事の場で周囲と異なる呼び方をすることが、必ずしも親しさや好印象につながるとは限らないと思います。
本人同士では何気ない呼び方でも、それを聞いている周りの人は二人の関係を知らないこともあります。
仕事の場では、親しさをアピールするような呼び方よりも、その場に合った呼び方をすることが大切だと思います。
他人への配慮がない行動は意外と見られている

職場や取引先などで、出入口に近い場所へ当然のように車を停める人を見かけることがあります。
もちろん、身体が不自由な方や事情がある場合は別です。
ワタシが気になるのは、「空いているから」「入口に近くて楽だから」と、自分の都合だけで場所を選んでしまうことです。
職場では、お客様や取引先のために用意された駐車スペースを勝手に使わない。
取引先を訪問する時も、指定された場所や利用ルールを確認して車を停める。
誰かに言われなくても、そうした気遣いが自然にできる人を見ると、ワタシは周りのことを考えられる人なんだなと感じます。
自転車でも同じです。
スーパーやコンビニで、駐輪場があるのに入口に近い場所へ自転車を停めれば、出入りする人の邪魔になることがあります。
自分にとっては数分だけでも、その間に高齢者や小さなお子さんを連れた人、荷物を持った人が通るかもしれません。
一度そんな姿を見ただけで、その人を嫌いになるわけではありません。
でも、こうした行動が何度も重なると、「この人は自分が楽ならそれでいいのかな」と思われるようになります。
人への配慮は、誰かと話している時だけに表れるものではありません。
車をどこに停めるのか、自転車をどこに置くのかという何気ない行動にも、その人が普段どれくらい周りを見ているのかが表れると思います。
自分が便利な場所を選ぶのではなく、その場所を必要としている人のことを考える。
そんな小さな気遣いが自然にできる女性でありたいですね。

人間関係を良くするためにワタシが意識していること
- 人から聞いた話は「本人がここにいても話せるか」で判断する
- 親しい相手でも、人前ではその場に合った呼び方をする
- 自分が便利な方ではなく、周りの人が困らない方を選ぶ
- 迷った時は「自分がされたらどう感じるか」を一度考える
- 「これくらい大丈夫」と自分の基準だけで判断しない
40代になると、誰かが自分の振る舞いを注意してくれる機会は少なくなります。
だからワタシは、「注意されていないから大丈夫」ではなく、「相手が何も言わずに我慢していないかな」と考えることも大切だと思っています。
ほんの数秒立ち止まるだけでも、避けられるすれ違いは意外とたくさんあります。
ワタシは、そんな小さな心掛けの積み重ねを大切にしています。
ワタシから伝えたいこと
一度だけ、立場を入れ替えて考えてみてください。
初対面に近い男性から「お姉ちゃん」と呼ばれたら、あなたはどう感じますか。
あなたのLINEアイコンや写真を、断りなく誰かへ見せられていたらどうでしょう。
Instagramのコメント欄に、以前勤めていた職場や個人的な情報を書き込まれたら、平気でいられるでしょうか。
きっと、多くの人が「嫌だな」「やめてほしい」と感じるはずです。
人を嫌な気持ちにさせる行動は、特別なことではありません。
悪気のない呼び方や、軽い気持ちで話した一言、自分では気にならない小さな行動が、相手にとっては「もう距離を置きたい」と思うきっかけになることもあります。
結局、ワタシが一番大切だと思うのは、「自分が同じことをされたらどう感じるだろう」と立ち止まれることです。
40代だからこそ、相手への思いやりを言葉だけでなく、普段の振る舞いでも示せる女性でありたいですね。


